旅するノブログ

新卒から正規で4年間続けた「教師」を辞めて、世界一周に旅立ちました。

。。。日本ってすごくね??

日本すごくない?という話

 

今、ラオスルアンパバーンという都市に5日間泊まっています。

泊まっている宿は「backpacker frendly hotel

スタッフの掃除が完璧でとっても綺麗。なのに300ラーク。(400円程度)安すぎぃぃ。東南アジアは本当に宿代が安い。貧乏旅行には本当にありがたい限りです。

なんと、朝食もついてきます。

 


今回の5日間の中でラオスの人とたくさん関わりました。一日中ラオス人といた日もありました。そこではラオスの人の温かさや勤勉さを知ることができました。ラオスの人、とっても真面目なんです。掃除とか仕事をサボらずにしっかりやります。客引きやキャッチみたいなのもあんまりくどくありません。(東南アジアって鬼くどいイメージがありますが)その上、ルアンパバーンは都市自体が世界遺産だから、そりゃ人気出ますよ。だって、ゆったりしていて、物価が安い上に比較的安全ですから。その安全さがさらにゆったりできる環境にしているのだと思います。

 

 

 

メコン川ええ味出してますよ・・・

 

 

 

ルアンパバーンは、「ニューヨークタイムズ」で今訪れたい国で1位に選ばれたそうです。(1位っていう気持ちでくると完全に裏切られるので注意。安らぎを求めるならば、超おすすめです。)

 

 

 

ラオス人やラオスの良さを知ることもできました。

 

 

 

しかし、反対にラオス人のよくないところについても知ることができました。

 

 

 

 

 

雇われに慣れすぎている

 

言われたことに対してはおそらく一生懸命にやります。(ホテルだと、朝食作り、ベットメイキング、掃除など。)でも自分から「やってみよう」という人はかなり少ないです。少数は大きく出ていますが、お金持ちの人が多い印象でした。お金の動かし方がある程度わかっているから、チャレンジできるんでしょうね。

 

理由の一つとして、植民地時代が多すぎたっていうことが挙げられるのではないかと思います。

 

始まりは、1710年。内部分裂により3つの王国に分裂しその後、タイやカンボジア支配下におかたそうです。 19世紀になり、フランスが東南アジアに植民地を求めた際に、タイの支配下にあったラオスは、対抗して独立するためにフランスと手を結びました。手を結んだ結果、勝利をつかみましたが、今度はフランスの植民地になってしまういう結末が・・・。

 

1957年にはフランスから独立をしましたが今度は20年間ベトナムアメリカの戦争に巻き込まれてしまうという・・・自国を自分たちで成長させることが難しい環境にあったそうです。

 

二つ目は、給料は安いのに、物価がそこそこ高いこと。

 

ラオスの月額最低賃金は2012年に345800キープ(4400円 安すぎ)から626000キープに引き上げられたそうです。17年10月には最低月額賃金は日本円でいうと、約11500円になったそうです。

月に11500円しかもらえないということは、日本からしたら死活問題です。でもラオスは物価が安いから安心だよね!・・・・ということでもない感じなんです。なぜなら先ほども言いましたが、そこそこ物価が高いからです。

 

例えば水で比べてみます。

 

日本人の給料が月18万円として、水は2L を100円で買えるので、水を1800本買うことができます

ラオスの給料を2万円とします。水は2L 約60円です。そうなると、350本しか買うことができません。地域のマーケットのご飯は安く見積もっても200円くらいかかります。現地の人で考えると、1日3食=500円で考えると、40日分、約1ヶ月の食費代で一人分の給料がなくなってしまいます。

他にも生きるための生活費・住居費・衣服・・・・など考えると、想像がつきません。

 

 

どうやって生活しているのでしょうかね。とても疑問です。

2つ目の結論としては、とにかく生きるのに必死なんじゃないか。経済的余裕は生まれず、生み出せるものは少ないんじゃないか。と思ったわけです。

 

 

確かにラオスの人々は、心がとても穏やかで、優しい人が多いです。

 

 

それを、

 

 

お金がなくても幸せになれるということを僕たちに教えてくれる。

日本よりずっと豊かだ!!!!!!!!

 

と片付けていいのでしょうか!?

僕はそうは思いません。旅をする度に(まだ1ヶ月というヒヨッコ)

 

 

日本ってすげぇぇ

 

って思うわけですよ。

だって考えると、日本もアメリカにぶちのめされたんですよ?モノが全くなくなって、そこから始まったんですよ?

 

ラオスと日本の違いは、現状に満足しているか、そうでないかだと思います。

もちろん、細かく考えると、これだけでは説明できないですが、大きな枠組みで考えると、これがしっくりくる気がします。

 

 

日本人は、不足しているものに対して「俺たちがなんとかしなくては」という気持ちになって改善を図ってきたんだと思います。

 

 

結果的に経済大国と言われるようになり、今ではモノが溢れているとか言われています。でもこれって冷静に考えると本当にめちゃくちゃすごいなぁと思うわけです。それがわかるデータを見つけました。

 

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アジアの連盟である、ASEAN(経済発展や友好を深めるためにできた機構)を参考にしてみました。※加盟国は画像、上記の10カ国です。

 

この数字で特に驚いたのが、

 

 

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ASEAB全体のGDP国内総生産、いやASEAN総生産)の数値化。

 

ASEAN全て合わせても、

日本の56、8%だと・・・!?

10カ国合わせても日本の半分程度にしか及ばないのか。。。

 

 

 

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それにしてもASEANの人口数とGDPの差を見ると、なんか悲しい・・・。

 

 

*1   参照。

 


この表を見てもラオスの人は「まぁええか」

もし、日本がこの立場だったら、「ダメっしょ!!!!!」

 

ってなるんじゃないかな?と勝手に思っています。

日本は現状を見て改善を繰り返そうとすると思うんです。

 

 

このままラオスが「まぁいいや」となっているとどうなるかというと、現代版の植民地化が始まってしまうと思うんです。(頼らないと生きてけない→ある程度言いなりになる。受け身になる。)

中国やアメリカなどに、製品やITネットワークや インフラなどを整えてもらうと、その後、それらが基盤となります。リーダーが中国やアメリカの人間になり、従業員がラオス人。そんな構図が生まれてしまうのではないでしょうか。

 

 

それでも幸せならそれはそれでいいし、僕の論が間違っているかもしれないですが、

 

強く感じたことは、

 

日本すげぇ    です。

 

 

日本が島国で小さい国なのに、なんで経済大国になれているかが、少しだけ分かったような気がしました。僕はこの旅行で日本人がすごいつくづく感じさせられるのでした。

 

 

PS 象の免許、を取得しました。日本帰ったら、これでツーリングいこう。amazonで象買えるのかな。ワクワク。

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